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代表取締役 山野 雅史
私たちと一緒に「いい会社」をつくりましょう!
2012年、前に勤務していたの会社の経営が傾き、同年3月に現在のモンテカンポを創業しました。
当時、前職の会社の大半となる10人の社員が同調し、新設した会社に入社してくれることとなり嬉しくもあり、また責任の重さも感じていたことを今でも覚えています。
創業当初、経営者として右も左もわからない中で、どうにか「いい会社」をつくりたいと、書籍を読みあさり、様々な研修会、勉強会に参加するなど、とにかく色々な情報をあつめました。暗中模索のなか「会社を発展させるためにはまずは採用」と採用をはじめたが、ひとり新たなメンバーが加わるとひとり減るような、社員数が一進一退の状況が続いていました。
そんな中、新たな戦力としてフレッシュな新卒者の採用を考え、2013年4月にはじめて新卒生の採用をする事が出来ました。それまでは経験のある社員ばかりの環境で、教育の事もまったく考えていなかった為、業務経験や、社会人経験の無い社員の育成は相当混乱をしていました。
今考えれば、教育や指導内容も、朝令暮改、善し悪しは別にしても、当人にとって混乱する事ばかりであったかと思います。
2013年から採用できない年もありましたが毎年新卒採用活動をする中で、モンテカンポは社員全員の総合力で、少しずつではありますが、会社内に育成や社内環境の整備をすすめることが出来ていると感じます。例えば、社内の人事考課システムの仕組みも、創業当初に作成したものから全員で会議を重ねて、社員全員が参加する評価方式に変更しました。
また、社員が主催し開催する社内イベントの開催や、事務所のある地元新橋では、毎年「こいち祭り」というお祭が毎年開催されていますが、2016年からは地域の青年会のメンバーとして、社員もまつりに参加する事で、普段からお世話になっている地元地域の活性化に貢献することも出来きています。
2016年からは、社内の新たな戦力として障がい者の方に活躍をしていただいており、2019年には、東京都知事より「障害者雇用エクセレントカンパニー賞」をいただき、小規模ながら多様な人達が活躍することのできる会社として認めていただきました。
このような様々なとり組みを通して、会社を「いい会社」にする為に社員全員で盛り上げていくしくみを、まさに総合力でいまも作り上げている最中です。 また、私自身も経営者として経験を重ね、実務はもちろんの事、経営者研修・勉強会など様々な学びを通して一歩ずつ会社とともに成長出来ている事を実感しています。
小さな会社特に当社は、社長のものでも、他の誰かのものではなく、社員全員でつくりあげていくものであり、創りあげたメンバー全員で喜びや、苦しみさえも分かち合い、更により良くしていくものであるという事を、これまでの体験を通して改めて実感しています。
株式会社モンテカンポは、2022年3月には10年目を迎え、今以上に会社規模ではなく「いい会社」として成長することを目標に掲げています。
ちなみに、モンテカンポが定義する「いい会社」とは、小さな会社だからこそ社員全員でそれぞれの目標を共有し、互いに協力する事でいきいきと心から楽しんで働く事ができる会社、それぞれのつよみを尊重し自分を表現することの出来る会社、小規模だからこそそれぞれが求める会社像をともに追求できお互いが見える安心・安全で働きやすい会社であり、当社はそんな会社を目指している。 少数精鋭でも大企業に負けない「いい会社」にしたいから、仲間と共に成長し技術力と人間力を高めたいと心から願う、5年後のコアメンバーと一緒に仕事がしたいと心から思います。
ぜひ、私たちと一緒に「いい会社」をつくりましょう!
執行役員 兼 技術部部長
中村 寛
100年続く「楽しい」会社を創り上げたい。
創業時から数年が経ちましたが、モンテカンポを取り囲む環境は大きく変化し、若い人材も多く入ってきました。これからますます既存の業務への対応だけでなく。新しい技術に即応し、自社製品、サービスの開発を積極的に行い、5年先、10年先の戦略を立て、最善の戦術を選択してモンテカンポを100年存続する企業とするための土台作りをし、またそれを実現できる強いチームを作りたいと考えています。 チームビルドという経験において、私自身、以前とあるメーカーに派遣社員として勤務し、そのメーカーの中国工場に出張して、現地の未経験の理系の新卒社員たちの採用、教育、チームビルド、実務サポートを行っておりました。その頃は確かに私も中国人スタッフも大変でしたが、「やりがい」と「達成感」と「成長」を実感したことを覚えています。その中で学んだことから、今、モンテカンポのような小さな組織が様々な壁を乗り越え、百年企業を目指すには、「組織力」、「発想力」、「持続力」の3つの「力」を特に重要であると考えております。
■「組織力」
一人一人の力が如何に優れていても個人でできることには限界があります。しかし組織の力を結集して立ち向かえば100%以上の結果を見出すとこができます。孫子の兵法には「故善戰者、求之於勢」(巧みに戦うものは、集合体としての軍隊の勢によって勝つのであり、特定の人物の力量に頼って勝つのではない。)とあり、モンテカンポのような小さな組織が直面する大きな課題を乗り越えて100年存続する企業となるには、何よりも優秀な社員達の強いチームワークが必要です。また、あらゆる課題を皆で解決していくことにより「やりがい」を感じることができます。私はそういう「やりがい」を育てていくとともに仲間たちと喜びを共有したいと考えています。
■「発想力」
モンテカンポでは、小規模の組織として世の中に何かを発信していくために、自社製品やサービスの開発・展開に取り組んでいます。新しいものを生み出すためには、若い人の柔軟で、新しく、常識に囚われない「idea」を必要としています。実際に既にいくつかの自社のサービスを企画、開発していますが、若い社員の自由な発想力なくしては進めることは難しいでしょう。孫子の兵法には「凡戰者、以正合、以奇勝」(およそ戦いというものは、正攻法ではじめ、型破りな奇法で最終的な勝利をおさめる。)。とあり、もちろん既存のルールや現実に加え、事由な発想があって最終的な成功を収めることができると考えています。
そういった新しく自由な発想を形にして世に送り出した時の「達成感」と特に若い人に感じて欲しいと考えています。
■「持続力」
孫子の兵法に「以迂為直、以患為利」(遠回りをして近道とし、害のあることを利益とする)とあります。小さくて弱い会社だからこそ、できるだけ早く成長し行動するために誤った道を選びがちです。モンテカンポも、過去に実際に成長を急ぎすぎたため、様々な失敗をしたこともありました。
そういった経験からモンテカンポは年輪経営を心がけ、100年存続する企業であることをめざしており、私自身も常にそこを意識して行動したいと考えています。100年先に存続する企業であるために、決して急がず、慌てず、失敗を恐れず、挑戦し、1日1日を大切に根気よく過ごし、何事にも諦めずに仲間と共にじっくりと成長したい。そのための持続力のある会社にしたいと考えております。
私は、若い人たちと一緒にこつこつと努力をし、社是である「しあわせ品質共創会社」として、会社の仲間、顧客、社会の「しあわせ品質」を追求し実現したいと考えています。
【仕事への考え方】
最後に私の仕事への考え方を述べておきます。「座右の銘」は、「楽則能久」です。「何事も楽しめば、長続きする」ということです。出展は、春秋左氏伝より「子産」という孔子が尊敬した政治家が人に宛てた手紙の中の一文です。私は仕事でも何でも楽しく取り組むことにより、「継続」できるということを確信しています。そのため、仲間と一緒に取り組むそのこと自体を喜びとし、みんなで「楽しく」できるように創意工夫しています。 そんな100年続く「楽しい」会社をみんなとともに創り上げたい、そう強く思います。